大分県中津市は観光名所もおいしいグルメも豊富！

中津についてご紹介

大分県中津市は県の西北端に位置し福岡県にも接しています。周防灘のおいしい魚介類から、温暖な気候で収穫される農産物に、すくすくと育つ鶏や牛なども名物として知られているのです。市の山間部には渓谷が広がり、驚異の大自然が残っています。中津藩時代も長く、歴史ある土地です。そのような中津にはおいしいグルメもあります。本記事では中津を代表する観光名所とおいしいグルメを紹介します。

1. 大分県中津市の紹介

大分県中津市は明治以前、豊前国中津藩と天領日田代官の下にありました。明治4年（1871年）の廃藩置県により中津県になり、その後小倉県から福岡県と変わり、明治9年（1876年）8月に大分県の管轄になっています。

中津市は大分県の西北端に位置し、東に宇佐市・南西は玖珠郡・日田市、北西は福岡県に接しています。中津市には海もあり、市の北東は周防灘に面しているのです。市の人口は8.12万（2024年3月1日現在）、面積は 491.1 km²あります。市域の約8割は山林や原野が占め、福岡県との県境を流れる山国川の下流の平野部が開け、農地や中津中心街を形成しています。

中津といえば、慶應義塾大学の創始者としても有名な「福澤諭吉」の出身地です。日本の近代化を「知」の面から推し進めた福沢諭吉は、現在の中津市、中津藩の下級武士の子として生まれ、幼少期から青年期までを自然豊かな中津で過ごしています。現在は、福澤諭吉旧居・福澤記念館として残っています。

2. 大分県中津市の観光名所

大分県中津市は歴史があり、海も山もあります。福岡県との県境には山国川も流れています。歴史的な観光名所も多く、自然が生んだ観光名所も多数です。この章では中津市を代表する観光名所、4か所を詳しく紹介します。

2-1. 日本三大奇景「耶馬渓」

中津市には、日本三大奇景のひとつに数えられる渓谷・耶馬溪（やばけい）があります。中津市の山間部を流れる山国川の上流部は、渓流沿いに巨大な奇岩が続き、素晴らしい大自然の景観が広がります。秋には紅葉の名所として知られ、多くの観光客が訪れるのです。
住所 ：大分県中津市耶馬溪町
アクセス：JR日豊本線中津駅から柿坂行きバスで45分、終点で下車し徒歩15分

2-2. 「恩讐の彼方に」で知られる「青の洞門」

難所で遭難者が絶えなかった耶馬渓に、江戸時代の僧・禅海がノミと槌（つち）だけで巨大な岩壁を掘り続け、30年の長き歳月をかけて「青の洞門」を貫通させたと伝わっています。現在ある市道トンネルは、新たに機械掘りしたものです。その一部に、現在でもノミの跡が残り見学できます。
住所 ：大分県中津市本耶馬渓町曽木、樋田
アクセス：JR日豊本線中津駅から守実温泉行きバスで25分、青の洞門下車すぐ

2-3. 九州最古の近世城郭「中津城」

中津城は築城当時の石垣がそのまま残る、現存する九州最古の近世城郭です。また、今治城・高松城と並ぶ、日本三大水城（みずしろ）のひとつです。現在の天守は、昭和39年（1964年）に建城されました。現在、城の中は享保2年（1717年）から中津を治めた、奥平家の資料館になっています。
住所 ：大分県中津市二ノ丁本丸
アクセス：JR日豊本線中津駅から徒歩15分

2-4. 河童の墓「円応寺」

河童の墓があることで広く知られている「円応寺（えんのうじ）」です。円応寺は、軍師・黒田官兵衛により開基され、真誉上人の開山です。また、円応寺は河童伝説が残る寺としても知られています。江戸中期に仏門に入ってこの寺で修行した河童が、恩返しに火災から寺を守ったという伝説があります。境内には河童の池と墓もあり、火難水難守護のお札が有名です。
住所 ：大分県中津市中津寺町961
アクセス：JR日豊本線中津駅から徒歩10分

3. 大分県中津市の名物グルメ

大分県中津市のグルメといえば、「からあげの聖地」といわれるほど、からあげがよく知られています。実際に、「中津からあげ」を取り扱うお店は、市内各地にあります。中津のからあげは、市内各家庭でとりわけ人気が高いメニューで、お祝い事などの行事や、日常の食卓にも欠かせない「中津のソウルフード」になっているのです。

中津には、からあげのほかにも大分の郷土料理といわれる団子汁や、鶏天に釜揚げしらすなど、海の幸も山の幸も平野の幸もあります。また、「おおいた豊後牛」「おおいた和牛」といわれる、牛肉も有名です。大分の大自然の中ですくすくと育った豊後牛は、おいしい牛肉として、輝かしい歴史と実績を持つ肉牛です。
とくに「おおいた和牛」は、「豊後牛」の中でも肉のおいしさにこだわって育てられています。このようなおいしい肉が食べられる中津は、焼肉も人気のグルメで、肉だけでなくホルモンも人気なのです。

4. まとめ